“荒れる夏競馬”の象徴のハンデGⅢ「小倉記念」″

【2025年 小倉記念】小回りの小倉で得意の機動力が生かせ！ナムラエイハブに注目！

小倉競馬場芝2,000mで争われる真夏のハンデGⅢ「小倉記念」（7月20日発走）は、例年“荒れる夏競馬”の象徴とされるレース。

今年は４歳勢の充実ぶりと先行勢手薄のメンバー構成が重なり、比較的力量が反映されやすい一戦になる模様。

レースの構図

小倉芝2,000mはスタート直後に短い上り坂、すぐ下り坂、１コーナーまでの距離が短く序盤のポジション取りが重要。

近年の夏開催は高速馬場が主流だったが、今季は梅雨の影響が軽微でクッション値は安定しており、時計は標準～やや速め。

過去10年で４コーナー先頭～３番手の馬が７勝、先行力が重要。

ハンデ確定後、58.5kgと最重量を背負うエピファニーを筆頭に、55.0kgのナムラエイハブ、56.0kgのメリオーレムなど“中量帯”が多数を占める。

極端な軽ハンデ馬が不在で、実績馬と上がり馬が同じ土俵で力比べになりやすい。

1週前追い切り評価

ナムラエイハブ　栗東坂路4F 53.4-38.2-24.6-12.3

評価　A（非常に良い）

２週続けて終い12秒台前半。長谷川師「夏負けの心配なく前進気勢◎」。

最終評価

先行力＋成長曲線＋斤量メリットがそろったナムラエイハブは、荒れる小倉記念でも最も“崩れにくい軸”と断定できる。

対してメリオーレムは川田騎手の小倉記念４連覇という史上初の偉業が懸かり人気必至だが、馬体の柔さから軽い馬場設定になった際に乗り味の良さが最大化する。

展開が平均ペースならハピ、ハイペースに傾けばリカンカブールの大外一気も脅威。

配当妙味を取りつつ、◎ナムラエイハブを起点に夏の小倉で真夏の的中を狙いたい。

なお、各馬の仕上がり状態は勝敗を分ける重要な要素となる。最終追い切り診断にも注目していただきたい。